そーいやハウル見たっけな。

先週の金曜日、予てからマアさんに「いつか“地上波で”やる時に見てみてっ!」と
一押し(?)されていたハウルを鑑賞。
うん・・・マアさんの“地上波で”っていう力説ぶりがよ〜〜く色々諸々分かった金曜の夜。


開始10分で脱落しそうになるのを、(タダ!これ見るのはタダなんだからっ!)と
自分で自分を叱咤激励して望む。
この時点で“DOーなんだその激励・・・”という自分をまた違う角度から宥めすかし、
何とか泳ぎきりました。やりましたよ。えぇ、やってやりましたとも。
もぉ、自分的に言いたい事は山ほどありますけど、あえてノーコメントです。
自分、大人だからです。


初期のM崎作品達が子どもの頃の自分の人生の礎ずえになってる人には厳しいのかなぁ・・・。
“疑似家族”っていうテーマもあったかと思うけど、
今までの作品に出てきたM崎さんの色々な“疑似家族”の表現などが自分的に大好きだったので、
今まで感じた“疑似家族”だからこその切なさとか愛情とか避けられない別れとか諸々が、
私には今回感じられなくて、いまいちそこが感情移入出来なかった所かと。



ハウルが髪の毛の色が変わっちゃって落ち込んでる所を見て、
(そんなん、まんまK村先輩やんけ・・・)なんて思ったからじゃないですよ。えぇ。


自分が“アスベル”とか“パズー”とか“カンタさん”なんていった
古典的なキャラが好きなせいか、アシタカ然りカッコ良すぎるとちょっと・・・。
ユパ様とかクシャナ殿下とか大ババ様とかドーラ一家とか親方とかおかみさんとか裏のおばあちゃんとかおソノさんとか。
あぁ。本当に限がない。格好良いけど、人間くさくて血が通ってた気が。
・・・みんな脇役なのに、濃いーなぁ。
まさに登場時間以上の働き・・いや、“印象”じゃないかと。それって凄かないか。


小学校低学年の頃は家に帰るといつもナウシカのビデオを繰り返し見ながら
登場人物のセリフを一人でブツブツと唱えてたので、よく庭で一人ナウシカゴッコとかしてたなぁ。
じぃちゃんが新し物好きだったので、ビデオデッキ(←ベータですよ)が80年代初頭からあったので、
鍵っ子は大喜びでナウシカカリオストロを繰り返し繰り返し見てました。(←ビデオは電気屋さんがくれた)
じぃちゃん、ありがと。
得意だったのは、ナウシカ生還後の大ババ様と子ども達のやり取りのセリフ。
一連の流れを全部一人でブツブツ言っては一人で喜んでましたよ。
時々、庭からお隣さんが回覧板を我が家に届けにきては、一人でブツブツ言ってる私を見て
カワイソウな者を見る目で回覧板を渡してくれてたのが印象的。
時にナウシカゴッコをしてて気分が最高潮に盛りあがってくると、即興の歌を作りそれも庭で熱唱。
一人トランス状態。それらを途中で止められるのが一番嫌でした。
私のジジ好きは辺境一の戦士ユパ様が原点だったに違いない。
高所恐怖症だけどメ-ヴェに乗りたい。何ならガンシップも運転したい。
キツネリスに噛まれて指から出血しながらも「ッ・・・痛くない・・・」って言ってその後に“テト”と名付けたい。
ドーラ一家で下働きしたい。カリオストロ公国に行ってゴート札と水郷を見てみたい。


・・・段々と自分が怖くなってきた所で終了。




http://www.tekkon.net/site.html




絶対に見る。